FILTER偏光膜タイプの偏光レンズ
偏光膜というフィルターを2枚のレンズでサンドした構造の偏光レンズ。
- メーカー
- TALEX・東海光学・ICRX
偏光レンズとは、光には波のように振動する性質があり(波動性)、その振動方向はランダムです。しかし、水面や路面など、平滑な面から反射した光は、振動方向が整列した偏光された光になります。
この偏光された光(偏光光)は、まぶしさや照り返しの原因になります。偏光レンズは、この偏光光が偏光フィルターで遮断されることにより、振動方向が特定の方向の偏光光のみを通すことでまぶしさや照り返しを抑えます。天竜堂で取り扱う偏光レンズは紫外線もカットします。
運転中や散歩時に感じる太陽光の反射したまぶしいいギラツキは、レンズカラーを濃くしなければ抑えることができません。濃すぎることは可視光線透過率を低下させてしまい、モノの見づらさを感じてしまいます。
偏光レンズはこの弱点を補うことができます。レンズカラーを必要以上に濃くすることなく、まぶしさやギラツキを抑ええることができます。
天竜堂で取り扱う偏光レンズの構造は2種類あります。
偏光膜というフィルターを2枚のレンズでサンドした構造の偏光レンズ。
レンズ表面に偏光膜をコーティングした構造の偏光レンズ。
偏光レンズカラーはメーカーによって異なります。
メーカーごと用途に合わせて作成されたカラーや見え方の特徴があります。
グレー系は、色味の変化が少なく、自然なカラーに近い見え方になります。ブラウン系またはコントラストアップのレンズカラーは、色味がグレー系よりも変化しますが、路面状況や釣りの時に魚がグレー系よりも見やすくなり好評です。
その他パープル系、グリーン系、オレンジ系等がございます。見え方の相性や用途に応じてカラーを変えていただくことがおススメです。店頭にあるサンプルで実際にご確認ください。使用いただく時間帯の明るさで試していただくことをお勧めします。
偏光機能重視のダーク系のカラーは、日中の日差しをしっかりと抑えてくれます。偏光機能の高いダーク系のカラーは、日中のまぶしい時ももちろん、日中の運転時にも活躍します。
反面、ライトカラーは、曇りの日など日差しの影響が少ない時にも使用できます。濃いレンズは苦手という方にもおすすめのレンズカラーです。もちろん日中の使用にもおすすめ濃度やカラーの特徴により、可視光線透過率が低く日中の運転不適合のカラーがあります。ご希望のカラーの特徴については店頭にてご確認ください。
偏光レンズは偏光膜をサンドするタイプと偏光膜をコーティングするタイプがあるため、それぞれ対応するフレームがあります。
偏光膜をサンドするレンズはフレームの枠が全部あるタイプがおすすめです。レンズの下方を糸で留めているタイプやツーポイントタイプのフレームは基本的にお受けしておりません。ツーポイントはフレームのフチがなく、レンズに直接穴を空けネジで留めるタイプです。 また、フレームとレンズのカーブが同じようなタイプでないとレンズの歪みにより見え方に影響があることがあります。フレームのカーブに合うレンズをご紹介します。もちろん度なしや度付きレンズで製作が可能です。度付きレンズは対応できる度数がレンズメーカーにより異なります。店頭にてスタッフがフレームとレンズの相性を確認します。
レンズの留め方にも注意が必要です。スポーツ用サングラスなどのフレームは爪形状の引っ掛かりでレンズを留めていることがあります。爪形状のタイプはすべての偏光レンズ取り扱いメーカーで製作ができるわけではありません。基本的にはメーカー純正品をおススメしており、純正品で対応できない場合は、特殊レンズ加工可能なメーカーのレンズをご紹介します。作成できないフレームもありますので、店頭へご相談ください。
偏光膜のコーティングタイプは枠の形状に影響されずに基本的には作成が可能です。フチがないタイプにも対応しています。度なしや度付きレンズも作成できます。
普段使用しているメガネの上から偏光レンズの付いたサングラスを掛けます。不要な時は外し、まぶしい時はすぐに使用できるため大変好評です。また、光を遮る範囲も広いため、まぶしさを軽減する効果も期待できます。
運転中の使用も可能ですが、夕暮れ時やトンネルなどの急に暗くなる場合は事前に外してください。光量不足により視力が低下します。メガネのフレームの形状によってはオーバーグラスが使用いただけないことがあります。店頭でサイズの確認をしてください。
普段使用しているメガネのレンズにクリップで偏光レンズを留める使用です。装用感がオーバーグラス程ないため、スッキリとした装用感をお好みの方におススメです。また、レンズを跳ね上げることができるため状況に応じて見え方をすぐに変えることができます。運転中の使用も可能ですが、夕暮れ時やトンネルなどの急に暗くなる場合は事前に外してください。光量不足により視力が低下します。
クリップオンは枠の形状が決まっているタイプとフレームの形状に合わせて作成できるタイプあります。枠の形状が決まっているタイプは実際に使用したいメガネとの相性をご確認ください。フレーム形状に合わせたタイプは店頭でご確認ください。
※レンズに直接クリップで留めるため、使用状況やコーティングの劣化等の原因でコーティングを痛めることがあります。
その他ご不明な点は店頭にご相談ください。
TALEX(タレックス)は、1938年大阪の田島にて田村レンズ製作所として創業し、1966年にガラスレンズの製造から偏光レンズ専業レンズメーカーになりました。
世界で初めて光学的要素を満たした全面均整の球面プラスチック偏光レンズの開発に成功。偏光レンズにこだわり続け現在に至ります。オリジナルサングラスは、JR西日本全エリア鉄道(在来線)運転士約4,000名の保護メガネとして選ばれています。現在は広島電鉄やつくばエクスプレス乗務員などにも採用が広がっています。
世界で初めて光学的要素を満たした全面均整の球面プラスチック偏光レンズの開発に成功。偏光レンズにこだわり続け現在に至ります。オリジナルサングラスは、JR西日本全エリア鉄道(在来線)運転士約4,000名の保護メガネとして選ばれています。現在は広島電鉄やつくばエクスプレス乗務員などにも採用が広がっています。
TALEXの偏光レンズは薄い膜状の雑光®カットフィルターにより、有害な光だけを取り除き、目に優しい光だけを透過させることができます。偏光フィルターをレンズでサンドする構造です。見え方に合わせたカラーラインナップが用意されており、自然な見え方タイプのカラーや明るく見えるタイプ、シャープで立体的に見えるタイプなど使用環境に合わせたレンズ選択ができます。度なし、度付きレンズの取り扱いができます。
天竜堂には検眼や加工などの技術へのこだわりがあります。TALEXには偏光レンズを通して目を疲れさせる雑光をカットするレンズへのこだわりがあります。つまり当店が提供するTALEX偏光レンズのサングラスは、こだわり抜いたサングラスであるということです。対応度数がありますので詳細は店舗にご確認ください。店頭にはサンプルレンズのご用意があります。効果を実感ください。
※雑光®(ざっこう)は、株式会社タレックスの登録商標(商標登録第4884270号)で、紫外線や太陽光・照明の照り返しなど、ストレスホルモンを上昇させる光のことを雑光と呼びます。
HOYAの偏光レンズは、偏光機能がコーティングにあるレンズです。度数によってはフィルターをサンドするタイプのレンズですとレンズ厚が気になることがありますが、コーティングに偏光機能を持たせることで厚みが軽減することがあります。
また、HOYAの取り扱う近視用や遠視用、乱視用、遠近両用レンズなど選べるレンズが多彩です。カラーごとに使用環境に合わせたレンズカラーをおススメします。店頭にはサンプルレンズのご用意があります。
東海光学の偏光レンズは、偏光フィルターをレンズでサンドする構造です。東海光学の取り扱う近視用や遠視用、乱視用、遠近両用レンズなど選べるレンズが多彩です。
カラーごとに使用環境に合わせたレンズカラーをおススメします。店頭にはサンプルレンズのご用意があります。