天竜堂では、丁寧なヒアリングでお客様に寄添うことを心がけております。当店にご来店する方は、他店様に比べ時間が掛かることがございます。丁寧なヒアリングと測定、そして提案を行うとどうしても1時間ほどお時間をいただきます。補聴器に至っては1時間~2時間程度のお時間をいただいております。
当店では、お客様のお話を聞くことも技術力と捉えております。今の裸眼やメガネの見え方や使い方、病気の既往履歴、趣味や車の運転、主訴など、お客様の生活に関わる点をしっかりとヒアリングいたします。そしてヒアリングに応じた適切な測定後、現在の裸眼やメガネの見え方と違いを踏まえおすすめの見え方の提案をしていきます。
お客様の中には、気づかずに片眼を遠く、もう片眼で近くを見て、両眼で見た時は遠くも近くも見えているモノビジョンのように、お客様ごとに見る癖があります。ですから、お客様ごとの癖を把握し次のメガネへのご提案に繋げます。
また、『見やすいメガネ』と『使いやすいメガネ』は異なります。『見やすいメガネ』とは、視力の出るメガネ(単純に遠くが見やすいなど)です。見やすいですが見えすぎて疲れることもあります。『使いやすいメガネ』とは、自分が見る癖や感覚に合ったメガネです。ですから使いやすいメガネは掛けていて楽なメガネです。見やすいメガネが欲しい人には見やすいメガネを、使いやすいメガネが欲しい人には使いやすいメガネをご提案します。
こうした提案はご要望に合わせて対応します。また、ご提案する際には、テストレンズで見やすいものと使いやすいものの両方を掛けて比べていただきます。実際にお買上後、1年以内であれば補償範囲内で使い勝手に合わせて度数の変更等も承っております。
天竜堂が選ばれる理由のひとつは『徹底した社員教育』にあります。外部講師だけではなく社長の内山自らが各所で学び、それを直接社員教育に活かします。天竜堂の考える技術は一朝一夕で身につけられるものではありません。常に新たな知識を取り入れ、実践と経験を積むことで、しっかりと自分たちのものとしています。
天竜堂には、社員教育のためのオリジナルのテキストがあります。通常はそう考えないかもしれませんが天竜堂では『眼鏡』や『検眼』などをひとつの学問として考えています。学問として捉えるからこそ様々なことを体系化することができ、それを学ぶことでスキルレベルが向上します。
近年天竜堂の離職率は非常に低くなりました。社員一人一人が色々なことに取り組み挑戦できる風土を醸成することで、社員が働きやすい環境を整えることができているのだと思います。社員が自社に対してどういう思いで働いているかその特性がわかり良い会社になるために努力することで、良い人材が集まり、結果として良いサービスも提供できるようになります。
メガネはもちろん、補聴器においても、現代では非常に高機能で優れた製品ができています。ただ、その機能を必要としているかどうかは、お客様によって様々です。本当に必要なものでないのなら、それは高価なだけで必要なものではありません。正確な測定で、必要な機能を見出し、暮らしをサポートできる最適なものをご提供する。それが、私たちの仕事です。おかげさまでこうしたことを通じ、お客様に心から「ありがとうございました」とおっしゃっていただける機会が増えてきました。それは、私たちにとってなにより嬉しいことです。
ひとりではなくチームとして、そして会社として…マンツーマンで日々社員教育を行うことで日々スキルレベルの向上に努めております。
天竜堂は、1933年創業。2023年に創業90年の節目を迎えました。現在、浜松市内4店舗、磐田市内1店舗を構え、地域密着型の経営を行って参りました。
当店で扱うメガネや補聴器は、購入後のアフターケアが重要な商品です。現在の代表者である内山淳は3代目。初代から2代目、2代目から3代目へとつないできたバトンがそこにあります。天竜堂ではそのバトンは『信頼』ととらえ、お客様と接しております。初代の祖父がメガネを作ったお客さんが、3代目の内山がまた新しいメガネを作る。そうして天竜堂の歴史は紡がれてきました。
地域密着で良質なサービスを提供することで地域貢献にもつながると考えます。眼鏡を作ることで、お客様の生産性が向上し暮らしやすくなる。『地域の人の生産性を高める』そういう仕事ができれば会社は永続的に続いていくでしょう。天竜堂の仕事はそれができます。同時に、健康寿命を延ばすことにもつながります。健康寿命が延びれば必ずや地域や社会が良くなります。今まで1時間しかデスクワークできなかった人が5時間できるようになったら…お客様の健康寿命、仕事の生産性を伸ばし、幸せになる一助となります。
天竜堂では、モノを売る企業ではなく人を育てる企業になりたいと考えています。これから求められる企業はモノを売って利益を得る企業ではなくちゃんと教育して地域に貢献できる企業です。そういう企業になれば、仮に従業員が辞めたとしても、その人は地域に貢献できます。
当店では、お客様が実体験を通じて感じていただけるよう、いろいろなメーカーの多様なテストレンズを揃えています。これだけのメーカーのレンズが揃うメガネ店は、全国でも少ないのではないでしょうか。
店内に並ぶこうしたレンズをつくる各メーカーは、本当に様々な高い機能を持ったレンズを生み出しています。高い技術を持ったエンジニアたちが、目の悩み・不安を解決するため、症状にあったレンズを日々、開発しているのです。一方で、こうした価値あるレンズが目の悩みを持った方々に届き、解決に導くためには、お客様の目の状態を正確に把握し、適切に提案する役割が不可欠です。どれだけ高い機能があっても、対象となる症状と合致しなければ、悩みを解決することはできません。レンズメーカーの技術と、正確な測定がそろってはじめて、お客様に快適な生活を届けることができるのです。
小売店でありながらも、『職人を育てる』ことこそが、当社の企業命題です。最新の機械を使いつつもアナログな部分を残しているのにはそうした理由があります。エンジニアはいかに職人の仕事をオートメーション化することを考えるでしょう。手作りをオートメーション化することで廉価になるのはわかりますが、最新の機械も入れるが、機械では測れない0か1かではなくその間の部分を突き詰めることこそが大切です。デジタルではわからない知識と経験に基づいた昔ながらの検眼方法で、私たちは検眼力日本一を目指しています。